ズーム・ハンド・移動ツールのまとめ【★★★】
以下三種類のツールはマウスやドラッグでの操作を行うことでほかのツールを使用中でも同機能が使用できます。ほとんどの場合この代替操作で作業を進めるため、はじめに操作方法をまとめておきます。
アイコン | ツール名 | 操作 | 説明 |
---|---|---|---|
ズームツール | マウスホイール | キャンバスの拡大・縮小 | |
ハンドツール | マウス中ボタン+ドラッグ | キャンバスの表示位置調整 | |
移動ツール | Ctrl+ドラッグ | アクティブな要素の位置移動 |
ズームツール(ショートカット:Z or マウスホイール)
:ズームツールは表示キャンバスの拡大/縮小を行います。マウスホイールで操作可能。
ツール選択状態での上部メニューボタンでそれぞれ以下のような位置合わせもできます。
・100%:ピクセル基準で100%表示を行います。遠目に確認したいときに使用。
・Center:拡大値をそのままでキャンバスを中心に合わせます。
・Fit Screen:モニターサイズに合わせて全体を表示します。(一番出番があるのはこれ)
ハンドツール(ショートカット:H or マウス中ボタン)
:ハンドツールはキャンバスの表示位置を調整できます。マウス中ボタンを押しながらドラッグで同様の操作が可能。(上部メニューの挙動はズームツールと共通)
ツール選択状態での上部メニューボタンでそれぞれ以下のような位置合わせもできます。
・100%:ピクセル基準で100%表示を行います。遠目に確認したいときに使用。
・Center:拡大値をそのままでキャンバスを中心に合わせます。
・Fit Screen:モニターサイズに合わせて全体を表示します。(一番出番があるのはこれ)
移動ツール:V or Ctrl+ドラッグ
:移動ツールはレイヤー内の要素を移動させます。
Ctrlキー+ドラッグで同操作が可能です(この場合、後述のAuto Select Layerは有効な状態)。
上部メニューには「Auto Select Layer」というチェックボックスがあります。
これは移動ツールでドラッグする際に始点にあるピクセルが含まれるレイヤーが移動対象として自動的に選択される機能のON/OFF切り替えを行います。(Ctrl+ドラッグでの操作の場合、以下の画像のように選択するレイヤーが青い枠線で表現されます)
スライスツール(ショートカット:C)【★】
:スライスツールは、スプライトの領域を分割し、各分割領域ごとに名前やラベルといった情報付与を行うツールです。
スライス領域の設定
スライスツールを起動した状態で、マウスをドラッグして領域を選択できます。
選択ツールなどと同様に、スライス領域の移動や範囲の編集も可能です。
(領域が重なって編集がうまくいかないときは以下の画像のようにいったんキャンバスの外に出して調整するのもおすすめです)
不要なスライスは「Deleteキー」で削除可能です。
スライスプロパティの編集
作成したスライスをダブルクリックすることで、スライスのプロパティを表示できます。
スライスプロパティでは以下の項目を設定できます。
- Slice Name:スライスの名称を設定します。後で確認したときに分かりやすい名前を設定しましょう
- Bounds:キャンバス内のスライスの境界座標を設定します。数値で調整したい場合ここを書き換えます。
- 9-Slices:9-slice scalingの設定を行うための座標情報を設定します。発展的な内容になるため、ここでの説明は割愛し、別記事で詳細に解説予定です。
- スライス内のスプライトのベース位置(回転軸や重心のイメージ)の座標を設定します。
参考情報
この記事の作成に当たっては、以下の公式ドキュメントページを参考にしました。併せて確認することで理解を深めることにつながると思います。
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