【Godot4】Gitでのバージョン管理:準備編② Sourcetree導入

GodotEngine

今回は、前回の記事に引き続き、GodotプロジェクトをGitで管理する方法として、
Gitクライアントソフト:Source treeの導入方法とGitHub連携についてまとめていきます。

※この記事の内容は以下前回記事の準備・設定作業が完了していることを前提としています。

Sourcetreeのインストール

Sourcetreeは公式サイトの以下[Download]からインストーラーを入手できます。

インストーラーを起動後、以下のように進めていきます。

Registration:

Bitbucketを使用する場合はここで設定が可能です。
→今回は[スキップ]としています

Pick tools to download and install :

・Mercurialを使いたい方はチェックを入れます
・Githubを使用する場合、詳細設定にある
「改行の自動処理」は無効としたほうが良いようです。(参考情報

Preferences:

Gitのインストールと初期設定が完了している場合、ここで[git config]で設定したユーザ名/メールアドレスが表示されます。
→内容を確認し、[次へ]

前の記事でGitHub用に作成したSSHキーの読み込みはインストール完了後に行いますので、ここでは[いいえ]でOKです。

画像のような画面が展開したら、Source treeのインストールは完了です。

初期設定

インストールが完了したら、続いてGitHubを使用するための設定を進めていきます。

SSHキーの設定

上部メニュー[ツール]から、[オプション]ウィンドウを開きます。

[全般]タブ内の「SSHクライアントの設定」にて、以下を設定します。

・SSHキー:秘密鍵ファイルを参照
・SSHクライアント:「OpenSSH」を選択

GitHubアカウントの認証設定

続けて、[認証]タブへ移動し、[追加]リンクからアカウント設定ウィンドウを開きます

[Host]をそれぞれ以下のように設定します。

①ホスティングサービス:GitHub
②優先するプロトコル :SSH

上記設定が完了したら、[Credentials]の
[OAuthトークンを再読み込み]ボタンをクリックします

GitHubのページが開くため、
[Authorize atlassian]をクリックしてアクセスを許可します。

設定が完了すると、[Credentials]のユーザー名が反映され、「認証に成功」のメッセージを確認できます。

[OK]ボタンで進むと、GitHubアカウントが一覧に表示されていることが確認できます。

リポジトリの追加(読み込み)と設定

リポジトリの追加:
[Add]から、Godotプロジェクトフォルダを参照し、[追加]ボタンをクリックします
(リポジトリ名は自動で入力されます)

画像のような画面になればリポジトリの追加は完了です。

リポジトリの追加が完了したら、[設定]アイコンから、リモートリポジトリの設定を進めていきます。

[リモート]タブ内から、リモートリポジトリを選択して「編集」をクリックします。

設定画面が開いたら、
[外部サービスとの拡張統合オプション]の
[Remote Account]にて、先程設定したGitHubアカウントを選択します。

Source treeでGitHubへプッシュしてみる

ここまでで基本的な初期設定は完了となります。SSH接続のテストを兼ねて、Source treeでGitHubへプッシュするまでの流れを進めてみましょう。

Step0. Godotプロジェクトを編集

まずはGodotプロジェクトを編集します。(内容は何でもOKです)
→今回は[tscn_test01.tscn]という新規シーンを追加しています。

Step1. ステージング:インデックスへの追加

Source treeを開き、
[ファイルステータス]を確認すると、
リポジトリの変更状況が確認できます。

ステージングを行うには、[すべてインデックスに追加]をクリックします
(これが、git add -all と同じ意味になります)

[indexにステージしたファイル]に、追加したファイルが移動します。

Step2. コミット:ローカルリポジトリへの反映

コミットは、同じくファイルステータス画面の下部にから実行できます。
テキストボックスにコミットメッセージを入力し、右下の[コミット]ボタンをクリックすれば完了です。(git commit -m に相当します)

Step3. プッシュ:リモートリポジトリへの反映

プッシュを行う際は、
上部アイコンの「プッシュ」をクリックします。

※[History]でコミット状況を確認できます

展開される設定ウィンドウにて、プッシュ元/プッシュ先のブランチを選択し、[プッシュ]をクリックしてプッシュを実行します。
(ここが、「git push <リポジトリ名> <ローカルブランチ名>:<リモートブランチ名>」です)

プッシュが正常に終了すると、
Source treeの[History]でブランチの状態を確認できます。

また、GitHubでコミットの履歴を確認する場合は、リモートリポジトリの「Code」ページ内にある、
「〇〇Commits」をクリックします。

おわりに

今回はSource treeの導入方法とGitHubへの接続設定についてまとめました。

CLI操作に慣れている方は不要ですが、Source treeは無料で使用可能かつグラフィカルにGit作業を進めていけるため、初心者の方にはおすすめのソフトになります。

次回からは、実践編として、より具体的なGit/GitHubの機能やSourcetreeの操作をまとめていきます。

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